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気、オーラ、波動

 人間の掌からは「気」が出て、体全体からは「オーラ」が放射される。植物や鉱物から出ているのは「波動」という。呼称はいろいろでも、それらはパワーを指すものと私は解している。

「サイババのオーラは、背後の建物を突き抜けて遙か向うまで広がっていた」

 という証言を本で読んだ瞬間に私は、

「あ、だから写真からまでパワーが感じ取れるのだな」

 と大いに納得した次第である。

 

 実は私の手からも「気」が出るらしい。

 それと気づいたのはごく最近である。浴槽の中でのことだ。いい気分で湯に浸かっているとき、膝の上に軽く丸めている両掌の内に妙な感触を覚えた。モヤ、モヤ、ビリ、ビリ。手の中がなんとも騒がしい感じだ。

 はて? 手に神経を集中してみた。モヤ、モヤ、ビリ、ビリのこの感触は、サイババの写真に手をかざした時にそっくりだ。

 あ、そうか。これは「気」が出ているのだな、と気づいた。「気」は受容のときも放射のときも同一の感触をもたらすということか、と考えた。

 サイババの写真のことを知らなかったならば、私は自分の手から出る「気」について心をとめることはなかったかも知れない。一つの体験は、次の新しい体験への気づきに繋がるようだ。

 それからの私は、入浴の度に湯の中で掌に全神経を集中してみるようになった。 モヤ、モヤ、ビリ、ビリは湯に入ったすぐから五分ほど続いたあと、静まるのであった。血流の良くなることと「気」の放射は無関係ではないらしい。嬉しいことがあって気分の高揚している時は、気の放射が明らかに強力になることも分かった。

 植物に愛情を注ぐと、その度合いに応じた波動を返してくることに私が気づいてから数年経ったが、いまは石もまたパワーを出している、と掌に感じて驚きの目を見張っているのである。

 本山にある宝石店には、抱えるほどの大きさの隕石が置かれていたが、店頭に立つとその隕石が強力なパワーを放射しているのが感じ取れた。手をかざしながら、

「わっ、凄いパワー」

 と私が叫んだら、店員が

「そうなんですよ。ときどき、そうおっしゃるお客さんがあります」

 と答えたのである。あの強烈さはちょっと不気味だった。人体への悪影響はないだろうか。

 石について思うことは多々あるが、その一つとして成分が人間の体と共通している石が幾種類もあるのがとても興味深い。鉄、銅、亜鉛、アルミ、燐などなど、金属元素を人体も鉱石も共に保有しているのを、どう考えたらいいだろう。このことから察すると、私の顔や手に金粉が出たことなど、珍しくも不思議でもない気がしてくる。なにしろ、意識して凝視しなければ目につかないほどに小さな小さな金粉だから、出ていることに人々が気づかないだけではなかろうか。感覚を鋭敏にして、注意深く観察することによって、気づくようになるのではないだろうか。現実に幾人もの女性から「私も出ます」という報告を頂いているのだ。

 話が逸れるが、私がこれまで重ねてきた不思議体験のどれについても、同じことがいえるのではなかろうか。同様な現象が身辺に起こっていても、大部分の人は、それと気づかないで見過ごしてしまう。霊感の有無などではなくて、気づくか、気づかないかの違いに過ぎないのかも。そうは言っても、体以外のところに金粉が出現するのはやっぱり不思議ではあるが。

 私の話に共鳴し、信じてくださる女性は多いけれど、男性は必ずしもそうではない。

 私に向かって、こう言い切った人がある。

「金粉が出るなんて、物理的にあり得ないから、僕は信じない」

 失礼を顧みずに言わせて頂くなら、「物理的にあり得ない」のではなくて、あり得ない、と彼が思い込んでいるだけなのだ。

「あり得るかも知れない」と考えるだけの柔らかさを持つことによってこそ、視野が広がり、真実が見えてくるだろうものを、と残念に思う。

 私としては、自分の手や身辺に出た金粉の正体を究めたかったが、「金粉が細か過ぎるから、調べようとすると消失してしまう」と名古屋工業研究所員に言われて思い止まった経緯がある。そのことに対しても男性から、

「そんな筈がない。埃でさえ識別できるから金粉が判らない筈がない」

 というご意見を頂いた。

「埃と金粉とは違う」

 と答えておいたが、金属の正体を究めるには、恐らくあれこれの薬品に浸したり、溶けるかどうかの反応をみたり、の幾つかの実験が必要であろう、と素人の私は推測する。顕微鏡を覗くだけで識別できる埃類と同一視されてしまっては二の句が継げない。

 日本の霊界研究の草分けとなった浅野和三郎氏は、明治三十二年に東京帝国大学を出た学者で、数多くの霊的書物の訳書とご自身の霊体験集を遺された。それを読むと、卓越した深い思考力がうかがえるのである。

 潮文社、サンマーク出版、PHP研究所、文藝春秋、新潮社、中央公論などからこの手の優れた本が幾つも出版されていることを最近になって知り、私は味方を得たように嬉しく思っている。

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